あおぞら音楽社

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CDで聴く! 音楽療法のセッション・レシピ集 即興演奏ってどうやるの

野村誠 片岡祐介
判型
B5 136ページ (65分CD付) 譜例120点
定価
本体2,381円+税
発行年月
2004年9月
ISBN
4-9901325-4-8
978-4-9901325-4-5

「新しいルールを発見する」「きっかけ拾い」の斬新な着想と方法!
その根底には対象者へのキメ細かな観察と深い共感が流れています。
この本は「人と人とを結ぶ音楽」を作っていくための教科書です。

●発売後1ヶ月で完売し重版しました
●マスコミ各方面で取り上げられた書評を書評コーナーに載せております

INDEX 目次

【PART 1】 音楽のアイデア
具体的な音楽技法が大胆な切り口で紹介されています
第1章 なんちゃって音楽
35種類の音楽スタイルを、単純なルールを使って演奏してみよう!

1 初級編 なんちゃって民族音楽
   なんちゃって アフリカ音楽
   なんちゃって アラビア
   なんちゃって インド音楽
   なんちゃって 沖縄
   なんちゃって 中国音楽
   なんちゃって フラメンコ
   なんちゃって 和風

2 中級編 なんちゃって大衆音楽
   なんちゃって アニメソング
   なんちゃって アメリカンバラード
   なんちゃって 癒し系
   なんちゃって 環境音楽
   なんちゃって カントリーロック
   なんちゃって サスペンス
   なんちゃって ジャズ
   なんちゃって ダンスミュージック
   なんちゃって ヒットソング
   なんちゃって ボサノバ
   なんちゃって 80年代ユーロビート
   なんちゃって 四畳半フォーク
   なんちゃって レゲエ

3 上級編 なんちゃって巨匠
   なんちゃって ユーミン
   なんちゃって チック・コリア
   なんちゃって ショパン
   なんちゃって ドビュッシー
   なんちゃって 坂本龍一
   なんちゃって フォーレ
   なんちゃって 久石譲
   なんちゃって ジミ・ヘンドリックス
   なんちゃって モーツアルト
   なんちゃって ラヴェル
   なんちゃって スティーブ・ライヒ
   なんちゃって ウェーベルン
   なんちゃって バルトーク
   なんちゃって フィリップ・グラス
   なんちゃって ルー・ハリソン
第2章 即興演奏のためのアイデア集
即興演奏で、縦横に採り入れ使いこなしたいリズム、身体、ハーモニー。
その具体的な使い方を紹介!


1 リズムいろいろ
  (1)ビート
  (2)モールス信号
  (3)オスティナート集
2 身体運動いろいろ
  (1)演劇
  (2)動く楽器
  (3)ガチョーン効果
  (4)ボイスパフォーマンス
3 ハーモニーいろいろ
  (1)となりへ和声学
  (2)平行移動
  (3)和音のストライクゾーン
【PART 2】セッションのアイデア
セッションでの「対人アプローチ」をとりあげました。
第3章 即興セッションのためのヒント集
目の前の対象者とともにどんな時間・空間を作っていくか。
また、集団の場合、どんなセッションの展開ができるか。
さまざまな具体例が示されています。
1 個人セッション
  (1)真似をする
  (2)意表をつく
  (3)見立てる
  (4)誘ってみる
  (5)絡まり合う合奏
2 集団セッション
  (1)クセナキス
  (2)やらないというやり方
  (3)強制感の弱い指揮
  (4)ドサクサ感
  (5)クセナキス対処法
第4章 セッションのエピソード集
その時、その場の状況が生き生きと紹介される「17のエピソード」。
その本質的な「意味」をコメントしています。
実用おもしろ楽器事典
CD収録曲目リスト&解説

【著者プロフィール】

著著者、野村誠氏と片岡祐介氏が1年間にわたって音楽監督・出演し、大好評のうちに終了したNHK教育の幼児音楽番組「あいのて」へのアンコールが鳴りやまず、各地でライブ公演「あいのてさんコンサート」が続々と実現しています。詳細は「あいのてさんホームページ

野村 誠

作曲家

1968年名古屋生まれ。京都大学在学中に自身のバンドpou-fouがSONY NEW ARTIST AUDITION 91でグランプリを獲得し、1992年pou-fou「Bird Chase」でCDデビュー。1994年に渡英し、各地でワークショップ、コンサートなどを行う。その成果は、The British Journal of Music Education(ケンブリッジ大学出版)で紹介される。1996年、ガムラン作品「踊れ!ベートーヴェン」を作曲し、インドネシアツアー。これまでに、Zommer Jazz Fiestour(オランダ)、Kontraste Festival(オーストリア)など世界各地に招聘される。2006年度、NHK教育テレビ「あいのて」の番組監修。また、赤のあいのてさんとしてレギュラー出演し、反響を呼ぶ。鍵盤ハーモニカ・オーケストラ「P-ブロッ」主宰。「あいのてさん」、「i-picnic」メンバー。第1回アサヒビール芸術賞受賞。
著書に『音楽ってどうやるの』(片岡祐介と共著:あおぞら音楽社)、『老人ホームに音楽がひびく』(大沢久子と共著:晶文社)、『音・リズム・からだ』(林加奈、鈴木潤と共著:民衆社)、『路上日記』(ペヨトル工房)がある。CDに「INTERMEZZO」(Airplanelabel)、「せみ」(Steinhand)、「しょうぎ交響曲の誕生」(山口情報芸術センター)、DVDに「ズーラシアの音楽」、「動物との音楽」などがある。

野村誠ブログ http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/

片岡祐介

打楽器奏者、作曲家

1969年三重県生まれ。愛知県豊橋市で育つ。名古屋市立菊里高校音楽科を経て、東京音楽大学打楽器科で、打楽器とマリンバを有賀誠門、岡田眞理子に学ぶ。在学中からジャンルにこだわらない多種多様な演奏活動を展開。1997年~2000年に岐阜県音楽療法研究所研究員として勤務。13の施設で1年以上継続した音楽セッションを行う。1999年~2001年に岐阜県聾学校非常勤講師。耳の不自由な子どもたちと即興演奏を続ける。2006年度、NHK教育テレビ「あいのて」に黄色のあいのてさんとしてレギュラー出演し、大反響。マリンバ奏者として、坂野嘉彦、野村誠、しばてつ、鈴木潤、吉森信、林加奈、鷲見祐司、柏木陽、岡野勇仁の新作を初演。「あいのてさん」、「コモノバンド」メンバー。「岐阜大学芸術フォーラム」で定期的に音楽講座、パフォーマンスを行っている。
著書に『音楽ってどうやるの』(野村誠と共著:あおぞら音楽社)、CDに「ポリフォニック・パーカッション」(片岡祐介と子どもたち:NPO法人クリエイティブサポート レッツ)がある。

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