あおぞら音楽社

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【音楽療法ワークブック】 相手を活かす即興と伴奏 ~役立つパターンと10の課題集

菅田文子
判型・頁数
A4 80ページ 譜例多数
定価
本体1,500円+税
発行年月
2008年8月
ISBN
978-4-904437-00-1

普通の即興演奏と、音楽療法での即興演奏の違いは何?
相手の行動や気持ちの変化を促す介入的な即興技法、
音楽療法に必要なその第一歩をここから始めたい!
「対象者に合わせる」から「作曲」まで
ステップごとに積み上げる書き込み式のワーク集です

INDEX 目次

◆はじめに 普通の即興と大きく違うのは

1 対象者に合わせる
ウォーミングアップ
課題1-1:対象者に合わせるための練習「春がきた」
課題1-2:対象者に合わせて歌うための練習
課題1-3:ベル(1度と5度の音)を使って歌う歌を考える
2 ペンタトニックに慣れる
課題2-1: ペンタトニックを使って自由に即興演奏をする
課題2-2: ペンタトニックを使った即興を1分間続ける
課題2-3: ペンタトニックを使った作曲
3 主要三和音を即興的に用いる
課題3-1: 2人が一緒に演奏を終わる練習(key:C)
課題3-2: 2人が一緒に演奏を終わる練習(key:F♯)
課題3-3: 主要三和音をアレンジし、ペンタトニックを伴奏する
4 基本拍の持続とテンポ変化
課題4-1: 基本拍を促す伴奏へのアレンジ・・「さんぽ」を使って
課題4-2: 基本拍を促す伴奏へのアレンジ・・既成曲を使って
課題4-3: 太鼓とピアノで即興
課題4-4: 太鼓とピアノで即興・応用練習
課題4-5: 太鼓とピアノでテンポ変化
課題4-6: 太鼓、シンバル、ピアノで即興・応用練習
5 さぐり弾きとコード付け
課題5-1: 歌詞からメロディーを思い浮かべて弾く
「ドラえもんのうた」、「サザエさん」
課題5-2: 歌詞を見てメロディーとコードを弾く
例1「翼をください」 例2「ジングルベル」例3「君が代」
例4「サッちゃん」 例5「犬のおまわりさん」
課題5-3: メロディーにコードを付けて弾く
例1「サザエさん一家」 例2「勇気りんりん」
例3「あたしん家 エンディングテーマ(威風堂々)」
例4「宇宙戦艦ヤマト」
6 歌に合った伴奏パターンの工夫
課題6-1: 民謡の伴奏パターン「ソーラン節」
課題6-2: 民謡の伴奏パターンの作成
課題6-3: 軍歌の伴奏パターン「戦友」
課題6-4: 軍歌の伴奏パターンの作成
課題6-5: 演歌の伴奏パターン「長良川艶歌」
課題6-6: 演歌の伴奏パターンの作成
7 目的に合わせて作曲する
課題7-1: 「リラックス体操(ストレッチ)の伴奏音楽
課題7-2: タオル体操の伴奏音楽
課題7-3: 嚥下体操の伴奏音楽
課題7-4: 呼吸を整える音楽の作曲
課題7-5: 足の動きを促す音楽(単音楽器を用いて)
課題7-6: 動きを促す音楽の作曲(単音楽器を用いて)
課題7-7: 「待つ」ための音楽
課題7-8: 「待つ」ための音楽の作曲
課題7-9: 「順番を待つ活動」のための音楽
課題7-10: 「順番を待つ活動」のための音楽の作曲
課題7-11: 「気持ちを表す」音楽の作曲
(1) 楽しい気持ち (2)怒り、イライラした気持ち
(3) 悲しい、さみしい気持ち
課題7-12: 歌詞をもとに作曲する
8 1音のためのアレンジ
課題8-1: 1音のためのアレンジ「世界に一つだけの花」
課題8-1: 1音のためのアレンジ「大きな古時計」
課題8-1: 既成曲を用いた1音のためのアレンジ
9 1音のための作曲
課題9-1: 1音のための作曲の練習(C音、G音、B♭音)
課題9-2: 1音のための作曲課題
10 モード(旋法)と慣用的な表現
課題10-1: 「ドリアン」の練習
課題10-2: 「リディアン」の練習
課題10-3: 「中近東音階」の練習
課題10-4: 「スペイン風音階」の練習
課題10-5: 「臨床における応用

◆ 解答例・作曲例
◆おわりに 自分の音と対象者の音は「表裏一体」

本書の誌面の一部をご覧になれます。
[1] 課題2より一部
[2] 課題7より一部
[3] 課題10より一部

【著者プロフィール】

菅田文子 (すがた・あやこ)

大阪府出身。ジャズピアノを市川 修氏に師事。ヤマハポピュラーミュージックスクール講師として音楽指導に携わるかたわら、ライブミュージシャンとしても活動する。
アメリカ(ニューヨーク)のモロイカレッジ音楽療法科を卒業。アメリカ音楽療法協会認定音楽療法士(MT-BC)。
帰国後、全日本音楽療法連盟認定音楽療法士となる。岐阜県音楽療法研究所に研究員として勤務した後、2003年より大垣女子短期大学音楽科の音楽療法コース専任講師として教鞭を執る。発達心理学を岐阜大学大学院で研究、修士号を取得。
研究領域は多岐にわたるが、主として広汎性発達障害児者を対象とした臨床活動を継続し、臨床的即興が治療的にはたらく仕組みについて研究している。
日本音楽療法学会評議員。全国音楽療法士養成協議会の音楽療法・音楽教育充実向上委員。作編曲家としてCM音楽の作曲・アレンジ活動を行うかたわら、シンガーの伴奏などライブ活動も積極的に行っている

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